三味線は今日わが国楽器の代表として、その名広く世界に知られるに至っている。確実なる記録によれば、三弦は第十三世紀に中国の元に起こり、第十四世紀末福建省民によって琉球に伝わり、第十六世紀中頃貿易船によってわが堺に伝来した。 当時はわが琵琶法師によって苦辛研究の末、桃山時代の初に今日見る如き日本の三味線が完成した。